乳児にミネラルウォーターは使える?

乳児にミネラルウォーターは使える?

乳児

乳児に与える飲み物食べ物には特に気を配っているお母さんお父さんは多い事でしょう。
乳児は自分で選択することが出来ませんので、養育者が責任をもって安全で安心なものを選び与えたいものですね。

 

動物の赤ちゃんであれば生まれてすぐに歩ける能力を持った赤ちゃんもいますが、人間の乳児は大変未熟な状態で生まれてくるという特徴があります。
運動機能や知能はもちろん、体の内部の機能もまだまだ未成熟であり長い時間をかけて成熟していくのです。
そのため乳児に与える食べ物や飲み物には大人とは違った配慮が必要となります。

 

乳児にはミネラルウォーターが人気です

最近日本では水道水に対する不信感からミネラルウォーターの人気が急激に高まっています。
日本の水道水は世界に誇る優秀なシステムではありますが、配管の老朽化が進んだことや健康への関心の高まりから飲み水としては使わないという人の割合も増えてきています。

 

水道水をそのままは乳児に飲ませるのはダ

水道に使われる水にはもともと植物が枯死するなどして出来る有機物が含まれています。
水道水の殺菌処理に使われる塩素がこの有機物と化学反応を起こすとトリハロメタンという物質が出来ます。
トリハロメタンは発がん性物質として知られていることから、水道水を飲み続けるとガンになるという噂が広がったのです。

 

しかし日本の水道の品質管理では一生涯摂取しても発がんしない量が基準として定められており安全性は担保されていると言えるでしょう。
水道水を煮沸して乳児に与えているケースも良く見られますが、トリハロメタンは短時間の煮沸ではむしろ増加することが知られています。
20分前後の時間をかけて十分に煮沸することによりトリハロメタンを取り除くことが可能です。

 

日本と海外のミネラルウォーターの違い

ミネラルウォーター

水道水に対する不信感から人気を高めているミネラルウォーターですが、日本のものと海外のものでは品質に大きな違いがあります。
海外のミネラルウォーターは加熱処理や殺菌処理がされていないものが殆どです。

 

環境が良い場所から採取された水だからこそ品質が良いと考えられているため、EUの基準では加熱殺菌処理が禁止されているのです。
一方の日本製のミネラルウォーターは採水後原水の品質チェックが行われた後、ろ過処理や減菌処理が施されてからボトリングされます。
このように日本製のミネラルウォーターはしっかりと国によって品質管理が行われているのです。

 

ミネラルウォーターの種類

ミネラルウォーター

ミネラルウォーターには大きく2種類があります。カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの含有量は硬度という基準で示されます。
ミネラルの含有量が高く硬度が高いものを硬水と呼び、含有量の低いものを軟水と呼んでいます。
WHOの基準では硬度60未満のものを軟水、120未満のものを中硬水、120以上のものを硬水と呼んで区別しています。
(硬度の計算式=カルシウム(mg/L)×2.5+マグネシウム(mg/L)×4.1)
基準は地域や国によっても差があります。日本の水道水は80程度であり軟水に分類されます。
このため日本人の多くは軟水に慣れており、硬水が飲みにくいと感じる人も多いのです。

 

ミネラルウォーターに含まれるマグネシウムは吸収されにくく大腸に留まり易い性質を持っています。
このため大人でも硬水のミネラルウォーターをたくさん飲むと下痢などの症状を引き起こすことがよくあります。
かつて日本では「海外に行ったら生水を飲むな」とよく言われていましたが、硬水に慣れない日本人の体験から発生した言い伝えと見ることも出来ます。
大人でさえ下痢することのある硬水は発達の未成熟な乳児にとって向いている水とはいえません。
乳児は大人よりも多くの水分が必要であり、下痢などによって脱水状態になると命の危険にさらされることもあります。

 

乳児に粉ミルクを与える時の注意点

乳児に粉ミルクを与えている場合は特に危険が増加します。
粉ミルクにはすでにカルシウムやマグネシウムなど乳児に必要と考えられる栄養素が含まれています。
粉ミルクを硬水のミネラルウォーターによって溶いて作った場合ではミネラル分の摂りすぎになって下痢などの症状を引き起こしやすくなる恐れが高くなります。
乳児のミルク作りにミネラルウォーターを使用する際には、軟水のものを選ぶことが必要です。
粉ミルクに配合されているミネラルは、水道水の硬度を基準にしています。
平均的な日本の水道水の硬度は60mg/Lなので、ミネラルウォーターを選ぶ際には同程度の硬度の物を選ぶと一番ミネラルのバランスが良いと言えます。

 

日本製のミネラルウォーターはそのほとんどが軟水であるため、乳児には日本製のものなど軟水のミネラルウォーターを選ぶとよいでしょう。

 

未成熟な乳児にはミネラルが豊富に含まれた硬水のミネラルウォーターは向いていません。
なるべくミネラル分の少ない軟水の水を飲ませるようにしましょう。

 

海外のミネラルウォーターは乳児には危険

海外のミネラルウォーターは多くが硬水でありしかも加熱減菌処理は行われていないという特徴があります。
日本製ならばほとんどが軟水であり、国の基準に基づいてしっかりと品質管理が行われているため安心です。
乳児に飲ませるのであれば日本製の軟水のものがオススメです。

 

水道水を乳児に飲ませる時

水道水をそのまま乳児に飲ませるのは、塩素や環境ホルモンが含まれている事を考えると止めた方が良いでしょう。
浄水器を通して、一度煮沸させて人肌に冷ませた水道水であればミルクや白湯として飲ませても大丈夫です。
水道水を煮沸して使う場合には十分に時間をかけて行うようにしましょう。
通常、10分以上煮沸させると塩素は飛びますが、逆に発がん物質であるトリハロメタンが増えてしまいます。
そのため、やかんなどの蓋を開けた状態で20分以上煮沸させるのが良いでしょう。

 

ウォーターサーバーが人気です

乳児とウォーターサーバー

また、近年ウォーターサーバーのレンタルにも注目が集まっています。
ミネラルウォーターを使用した安心なウォーターサーバーを比較的安価で利用できると好評です。
ただしごく一部ではありますがレンタルサーバー事業者の中には水道水を詰めただけの水を高値で売っているケースが指摘されていますので注意が必要です。
また、乳児に飲ませるミネラルウォーターは衛生的でなければいけません。
ほんの少しの雑菌に対しても抵抗力が低い乳児には危険だからです。
対策としては、サーバー内部に温水を通す事で殺菌グしてくれる「自動クリーニング機能」が付いているウォーターサーバーで、更にボトル内に雑菌が混入しないようになっているHEPAフィルターや、ワンウェイシステムなどを搭載してものがおすすめです。

 

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