ミルクを作り置きする方法と温めなおしの注意点(厚生労働省推奨)何時間なら大丈夫?

ミルクの調乳 ウォーターサーバー

赤ちゃんをミルクで育てている場合には、1日に何度も作らなくてはいけません。

しかしある程度ミルクを作り置き出来れば、忙しいママにとっては非常にありがたいですよね?

そこでこの記事では、ミルクの作り置きの方法や注意点について詳しくご説明したいと思います。

【ミルクを作り置き】常温で2時間、冷蔵庫で24時間

ミルク

ミルクの作り置きは自体は不衛生になりがちなので、あまりおすすめ出来ません。

ミルクは非常に栄養が豊富ですし、赤ちゃんが好む40度前後の温度は雑菌も好む温度帯です。

また作り置きしたミルクを放置していると、外気から入り込んだ雑菌が大繁殖する恐れがあります。

赤ちゃんは大人の体と比べるとその免疫力は半分ほどしかなく、そのうえ病気に打ち勝つ体力も備わっていません。

そのため飲む直前に作るのが一番安全であるとされていますが、実はミルクの作り置きに自体は必ずしも厚生労働省が禁止されているものではありません。

厚生労働省のガイドラインには、どのような環境で、どの程度の時間以内に使い切るようにと明確に記載がされているのでご説明したいと思います。

厚生労働省が推奨するミルクの作り置き方法

冷蔵庫

厚生労働省が示す作り置きミルクの考え方としては、

  • 授乳されなかった粉ミルクは全て調乳後 2 時間以内に廃棄する(冷蔵状態のものは除く)。
  • 調乳した粉ミルクは、冷蔵庫で 24 時間まで保存できる。

と定められています。

(引用:厚生労働省

授乳をしていないミルクは常温で2時間、もしくは冷蔵庫で保存をすれば24時間使う事が出来ます。

これは病院など、大量にミルクを作る必要がある施設向けに作られたガイドラインです。

そのため、空調がしっかり管理されているのが前提条件になっています。

夏場などの屋外では授乳しなかったミルクはすぐに腐ってしまうので、注意してください。

ミルクメーカーは推奨していない

また国内のミルクメーカーのほとんどは、作り置きを推奨していません。

そのため作り置きして飲ませるかどうかは、あくまでも自己責任となってしまいます。

厚生労働省が示しているミルクの作り置きに関する記事も、万が一の事がないようにトレーサビリティもしっかり残しておくように記載がしてあります。

作り置きができるとはいえ、それは清潔で安全につくられていることが大前提となります。

免疫が低い赤ちゃんは、少しの雑菌でも命の危険につながってしまう可能性もあるため十分な注意が必要です。

冷蔵庫で保存したミルクの温めなおし方法

ポット

冷蔵庫で作り置き保存しておいたミルクを使用する場合には、

  1. ミルクを与える直前に冷蔵庫から出して、速やかに温めなおす
  2. 15分以上の過熱は避ける
  3. 電子レンジは使用しない
  4. 残った粉ミルクは全て廃棄する

と言った注意点があります。

1.ミルクを与える直前に冷蔵庫から出して、速やかに温めなおす

まず保存しておいたミルクは、赤ちゃんに与える直前に冷蔵庫から取り出すようにしましょう。

5度以上の温度では有害な細菌が増殖する可能性があるので、冷蔵庫から取り出したミルクは速やかに湯煎で温め直しをします。

2.15分以上の過熱は避ける

温め直しをする場合には、15分以上加熱をするのは避けましょう。

長時間の加熱により有害な細菌が増殖してしまう可能性があります。

3.電子レンジは使用しない

温め直している間はミルクが均一に加熱できるように時々容器を軽く回します。

また電子レンジの加熱は、ミルクの温度が均等にならない「ホットスポット」が出来ます。

赤ちゃんの口の中がやけどしてしまう事もあるので、絶対に使ってはなりません。

4.残った粉ミルクは全て廃棄する

ミルクを与える前には必ず温度を確かめ、温め直したミルクを2時間以内に飲まなかった場合には廃棄するようにしましょう。

夜中の授乳を簡単にする方法

夜間の授乳

新生児の赤ちゃんは、昼夜問わず2~3時間おきにミルクを欲しがります。

赤ちゃんが夜中に目を覚ました場合には、布団から起き上がってミルクを一から作りに向かわなければなりません。

この面倒な作業を避ける方法として、

  1. ミルクを作り置きして冷蔵庫で保存する
  2. 液体ミルクを使う
  3. 電気ポットを使う
  4. ウォーターサーバーを使う

の4つがあります。

1.ミルクを作り置きして冷蔵庫で保存する

まず一つ目が、ミルクを寝る前に何本か作り置きしておいて冷蔵庫で保存する方法です。

ミルクを上げる時には、

  1. お湯を沸かす
  2. 哺乳瓶ごとお湯の中に入れて人肌まで温める

の2ステップで完了です。

多少衛生面に不安は残りますが、経済的ですしお母さんの授乳の負担を大きく軽減する事が出来ます。

使い捨ての哺乳瓶もおすすめ


夜中の授乳は複数回に渡るので、何本も哺乳瓶を用意しておく必要がありますし、毎回消毒するのは結構大変です。

そんな時に便利なのが、「使い捨て哺乳瓶」です。

一回きりで捨てるのはもったいない気もしますが、夜間の授乳は何年も続くわけではないので、新生児の間だけでも使ってみると良いですよ。

2.液体ミルクを使う


「ミルクを作り置きする力も残っていない」と言う場合には 、液体ミルクを使うのもおすすめです。

密封された缶に入っているので粉ミルクよりも衛生的ですし、哺乳瓶に入れるだけなので手間もかかりません。

まとめ買いをしておくと、「今日はミルクを作るのがしんどい・・・」と言う時に役立ってくれますよ。

3.電気ポットを使う


毎回やかんやお鍋で、お湯を沸かすのは大変ですよね?

そんな時には、カルキ抜き機能が付いている電気ポットを使うようにしましょう。

水道水は雑菌が繁殖しないように塩素が投入されていますが、塩素は赤ちゃんの体に良くありません。

そのため通常であれば蓋を開けたお鍋を10分程度沸騰させなければいけないのですが、こちらの電気ポットにはカルキ抜きの機能が付いています。

温度調整も4段階あり、調乳に最適な70度温水も使えるので便利ですよ。

4.ウォーターサーバーを使う

ウォーターサーバー

ウォーターサーバーを使うと、ミルク作りが驚くほど簡単になります。

ウォーターサーバー内部は無菌状態なので、冷水・温水共にミルク作りに使う事が出来ます。

そのため、

  1. 哺乳瓶に粉ミルクを入れる
  2. お湯を3分2程度入れて攪拌する
  3. 冷水を3分の1程度入れる

の3ステップでミルクが出来ます。

注意点は70度以上のお湯でしっかり粉ミルクを溶かす事。

溶けていない状態で冷水を入れると、粉ミルクに含まれている病原菌を滅菌する事が出来ないので注意してください。

>>赤ちゃんのウォーターサーバーはこちら!

外出時はミルクを作り置きしない

幼児の外出

「外出時にミルクを作り置きしたい」と考えるお母さんもいらっしゃるかと思います。

しかしこれは、衛生面を考えるとお勧めできません。

基本的に外出時には魔法瓶にお湯と湯冷ましを入れて持ち歩き、外出先で調乳をします。

外出時のミルクを作るために必要な持ち物は、

  • 消毒済みの哺乳瓶、乳首
  • 魔法瓶に入れたお湯
  • 湯冷まし用の水
  • ミルク(キューブやスティックタイプが便利)

です。

外出先で水道水がある場合には、流水で冷ます事が出来ますが、無い場合には赤ちゃんが飲める38℃~40℃に冷ます事が出来ないので、湯冷まし用の水を持っていきましょう。

ミルクもキューブタイプやスティックタイプにすると、分量を量る必要がないので便利です。

湯冷ましは、ミネラルウォーターやウォーターサーバーでも大丈夫

湯冷まし用の水は水道水を沸騰させて、冷ましたものを使います。

しかし手間に感じるようであれば、市販のミネラルウォーターやウォーターサーバーの冷水でもOKです。

注意点としては、必ず硬度が低い軟水を選ぶ事です。

日本の水は水道水も含めて軟水ですが、海外産のミネラルウォーターの中には硬水があるので避けるようにして下さい。

外出先でのミルクの作り方

外出先でミルク作る時には、

  1. 消毒済みの哺乳瓶に、ミルクを入れて、3分の2程度までお湯を入れる
  2. お湯を入れたら、乳首とフードを取り付けてしっかりと混ぜ合わる
  3. その後、湯冷まし用の水を定量まで入れて完成

の手順となります。

ミルクを溶かすためのお湯は必ず70℃以上である必要がありますが、持ち歩いている間に少し冷めるのでお湯は熱めの方が良いでしょう。

(沸騰したお湯を魔法瓶に入れて保温しても、5時間もすると70℃くらいに冷めてしまいます。)

まとめ

ミルクの作り置きは、常温で2時間以内、冷蔵庫で保存をするのであれば24時間以内と厚生労働省のガイドラインに記載されています。

但しミルクの作り置きは、不衛生になりがちなので基本的には推奨されていません。

ミルクを簡単に作る方法としては、カルキ抜きが出来る電気ポットやウォーターサーバーが便利です。

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